目次
1. CBR250RR(MC51)は何気筒?
結論から言うと、CBR250RR(MC51)は「水冷4ストローク並列2気筒(パラレルツイン)」エンジンを搭載しています。
2017年の登場時、250ccクラスで唯一「スロットル・バイ・ワイヤ(電子制御スロットル)」を採用し、2気筒ならではの軽量さと最新技術を融合させた「現代最強の250ccスポーツ」として復活しました。
2. 伝説の4気筒「MC22」から、現代の2気筒「MC51」への進化
CBR250RRという名前を聞いて、超高回転の「F1のような音」を思い浮かべる方は、1990年に登場したMC22型を知っている方でしょう。この2台には、気筒数以外にも大きな違いがあります。
エンジン形式とフィーリングの違い
- MC22(1990年〜): 4気筒(直列4気筒マルチ)
- 1万回転を超えてからが本番という超高回転型エンジンで、カムギアトレインによる独特の金属音と官能的なサウンドが特徴です。
- MC51(2017年〜): 2気筒(並列2気筒)
- 4気筒に比べて部品点数が少なく、エンジン自体をコンパクトかつ軽量に作ることができます。低中回転域からのトルクが太く、街乗りやタイトな峠道でも扱いやすいのが特徴です。
なぜ2気筒に変わったのか?
MC22が活躍した時代と現代では、環境規制(排ガス規制)の厳しさが全く異なります。
- 環境性能と効率: 現代のマシンには巨大な触媒や高度な燃焼制御が必要です。2気筒は燃焼効率を高めやすく、規制をクリアしながら高い運動性能を維持するのに最適な選択でした。
- トータルバランス: 4気筒はどうしても重量が増し、コストも高くなります。MC51は「速さ」を馬力だけでなく、軽さと扱いやすさのトータルバランスで追求した結果、2気筒を選んだと言えます。
3. MC22 vs MC51 比較まとめ
新旧「ニダボ」の主な違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | MC22 (1990年代) | MC51 (2017年〜現行) |
| 気筒数 | 直列4気筒 | 並列2気筒 |
| 最高出力(カタログ値) | 40〜45 PS | 38〜42 PS |
| エンジンの性格 | 超高回転・官能的 | 実用的・高レスポンス |
| 主な電子制御 | なし | スロットルバイワイヤ、モード切替 |
| 車両の強み | 最高速付近の伸び | 中間加速・コーナリングの軽快さ |
MC51は「2気筒だから遅い」ということは決してなく、現代の技術によって4気筒に肉薄するパワーと、それ以上の扱いやすさを手に入れたマシンです。
