「足つきを良くするためにローダウンしたけれど、バイクが直立してしまって倒れそう…」 そんなCBR250RR(MC51)オーナーの悩みを解決するのがショートスタンドへの交換です。
車高を下げた際、純正スタンドのままだと車体が起きすぎてしまい、わずかな風や傾斜で車体が起きすぎ、スタンドとは反対側(右側)に倒れやすくなります。安全のために必須のカスタムと言える「ショートスタンド交換」について、手順とコツを徹底解説します。
1. なぜローダウン後にショートスタンドが必要なのか?
CBR250RRをローダウンリンクなどで車高を下げた場合、地面との距離が短くなります。純正スタンドは「ノーマルの車高」に合わせて設計されているため、そのままでは以下のリスクが発生します。
- 右側への転倒リスク: バイクがほぼ垂直に立ってしまい、不安定になる。
- 駐車場所の制限: わずかな傾斜がある場所でも停められなくなる。
ショートスタンドに交換することで、ローダウン後でも適切な傾き(バンク角)を確保でき、安心して駐車できるようになります。
2. おすすめのショートスタンド
CBR250RR用として信頼性が高く、多くのオーナーに選ばれているのが以下の製品です。
- EFFEX(エフェックス)ショートサイドスタンド: ローダウンキットと併せて開発されていることが多く、傾きが最適化されています。
- PLOT(プロト): 精度が高く、ボルトオンで装着可能な定番アイテムです。
3. DIYで交換!ショートスタンドの取り付け手順
準備する道具
- メガネレンチ / ソケットレンチ(14mm、17mmなど)
- スプリングフック(またはプライヤー): これがないと苦戦します(裏ワザで紐があれば大丈夫です)
- グリス(万能グリスまたはリチウムグリス)
- メンテナンススタンド(リア用)
交換ステップ
- 車体を直立させる: サイドスタンドを外すため、リアメンテナンススタンドを使用して車体を垂直に固定します。
- サイドスタンドスイッチを外す: スタンドの付け根にあるスイッチを、配線を傷つけないよう慎重に外します。
- スプリングを外す(最難関): スプリングフックを使い、スプリングを引っ張って外します。非常に強い力がかかるため、怪我に注意してください。
- ピボットボルトを抜く: 裏側のナットを抑えながら、ボルトを緩めて引き抜きます。これでスタンドが外れます。
- 新しいスタンドの取り付け: 可動部にグリスを十分に塗り、逆の手順でショートスタンドを装着します。
- スプリングの再装着: 再びフックを使ってスプリングを掛けます。
4. 作業のコツと注意点:スプリングが掛からない時は?
多くの人が苦戦するのが「スプリングの硬さ」です。
- 裏技: スプリングの隙間にワッシャーやコインを何枚も挟み込んで、あらかじめスプリングを伸ばした状態で作業すると、引っ掛けやすくなります。掛けた後にスタンドを動かせば、ワッシャーがポロポロと落ちて固定されます。
- スイッチの確認: 交換後、サイドスタンドを出した状態でギアを入れるとエンジンが止まるか(スタンドスイッチが正常に動作するか)必ず確認してください。
5. まとめ:安心感は「スタンド」で決まる
ローダウンをして足つきが良くなっても、駐車のたびにヒヤヒヤしていてはバイクライフを楽しめません。ショートスタンドへの交換は、見た目の変化は地味ですが、「心の安定」に直結する重要なカスタムです。
自分で作業するのが不安な場合は、無理をせずバイクショップへ依頼しましょう。工賃の目安は3,000円〜5,000円程度です。
※ローダウン量やタイヤサイズによって必要性は異なります。
作業前に、現在の車体の傾きを必ず確認してください。
