「久しぶりに乗ろうとしたらCBR250RRのエンジンがかからない」「キュルキュル音はするのに始動しない」
キュルキュル音がしない場合はまずバッテリーを疑ってください。
バッテリーが弱い場合、シート下にあるリレーがカチカチ音がします。(全くバッテリーなければ何にも言いません。)この場合はバッテリーを新しくするか充電してください。
CBR250RRの燃料ポンプにはフィルターが付いていますが、
細かく砕けた錆(サビ粉)はフィルターを通過してしまうことがあります。
その結果、
- インジェクター内部に錆が侵入
- 噴射不良・詰まりを起こす
- 最悪の場合、エンジン内部へ異物が入り重大なエンジントラブルに発展
といった、ポンプ交換だけでは済まない致命的な故障につながる可能性があります。
エンジンがかからない原因の一つとして、燃料ポンプのトラブルが挙げられます。特にタンク内に錆(サビ)が発生していると、ポンプが詰まって動かなくなります。
本記事では、CBR250RRオーナーを悩ませる燃料系のトラブル原因と、修理・清掃にかかる費用や手順を徹底解説します。
1. エンジンがかからない原因:燃料ポンプの異音をチェック
イグニッションをONにした際、通常なら「ウィーン」というポンプの作動音が聞こえます。この音が聞こえない場合、燃料ポンプ自体、もしくはその電源系統に異常がある可能性が高いです。
燃料ポンプが動かなくなる理由
CBR250RRのようなインジェクション車は、精密な燃料ポンプでガソリンを送っています。しかし、タンク内に発生した錆がポンプ内部のフィルターやモーターに吸い込まれると、動作を妨げ、最終的には焼き付いて動かなくなります。錆は長期放置や保管環境によっては発生します。
2. 燃料タンクの錆取り修理:放置は厳禁!
ポンプだけを新品にしても、タンク内に錆が残っていればすぐに再発します。まずは根本原因であるタンクの修理が必要です。
錆取りの手順(花咲かGなどを使用する場合)
- ガソリンを完全に抜く: 腐ったガソリンは強烈な臭いがするため換気に注意。
- ポンプ・センサー類を外す: 錆取り剤で部品を痛めないよう、すべて取り外します。
- クリーナーで洗浄: 中性洗剤などで油分を落とします。
- 錆取り剤の注入: 専用の錆取り液(花咲かGやピカタンなど)を薄めて満たし、数日間放置します。
- コーティング(推奨): 錆取り後は金属が剥き出しで錆びやすいため、タンクシーラーなどで内面をコーティングすると安心です。花咲かGならコーディングもしてくれます。
3. 燃料ポンプの交換・修理費用
燃料ポンプが完全に固着している場合は、アッセンブリー(丸ごと)交換が基本となります。
修理費用の目安
- 燃料ポンプ本体(純正パーツ): 約30,000円 〜 45,000円
- 交換工賃: 約10,000円 〜 15,000円
- タンク錆取り工賃(ショップ依頼時): 約20,000円 〜 40,000円
合計:約6万円〜10万円 ※錆の状態がひどく、タンクそのものを新品に交換する場合は、さらに5〜7万円ほど加算されます。ホンダドリームでやってもらう場合はすべて新品に交換となります。
4. 予防策:大切なCBR250RRを錆から守るために
修理後の再発を防ぐために、以下の点に気をつけましょう。
- ガソリンは常に満タンに: タンク内の空気が少ないほど結露しにくく、錆が発生しづらくなります。
- 長期保管時はフューエルスタビライザー(保存剤)を: ガソリンの酸化と腐食を防ぎます。
- たまにエンジンをかける: ポンプ内にガソリンを循環させ、固着を防ぐことが重要です。
5. まとめ:自力修理かショップ依頼か?
タンクの脱着や燃料ラインの清掃は、ガソリンを扱うため危険が伴います。少しでも不安がある場合は、無理をせず信頼できるバイクショップへ相談しましょう。
「エンジンがかからない」という絶望的な状況も、一つひとつ原因を潰していけば必ず直ります。愛車のCBR250RRを再び元気に走らせるために、まずはタンクの中をライトで照らしてチェックすることから始めてみてください。
